【特設ページ】

法政大学経済学部同窓会再建のために



(写真は、法政大学経済学部同窓会設立準備段階からの功労者であった方から譲り受けたネクタイピンです。すでに2009年には在庫が枯渇していたと思いますので貴重なものです。)



2024年の一般社団法人法政大学校友会の第3期代表議員選挙においてある選挙区で不正選挙が行われた疑いに関して

 一般社団法人法政大学校友会の法人としての出資者を代表する立場である代表議員をさせていただいております中村寿徳です。私は1期のみのつもりですが、任期中は、校友会の健全な発展に寄与し、不健全な兆候は、これを、私達がお仕えすべき出資者の方々、つまり終身会員の皆様に報告するという務めを誠実に務めるつもりです。
 さて、今年は、一般社団法人法政大学校友会の出資者を代表する代表議員の改選がありましたが、この代表議員選挙において、選管業務を委託している団体の一部が不正選挙を行った疑い濃厚とみて、2024年2月5日に一般社団法人法政大学校友会事務局長と学校法人法政大学の担当部署に調査を求め、また、不正選挙の当選者の当選を無効とするように求める要望書を提出いたしました。

(全文)
要望書

令和6年2月5日

一般社団法人法政大学校友会
事務局長 小野木修 殿

一般社団法人法政大学校友会 
代表議員 中村寿徳 


 私達、一般社団法人法政大学校友会の出資者代表を選任する選挙は、出資者の権利を保護する上で重要であり、本来、法の趣旨からいえば、法人の出資者、当会の場合は終身会員が平等に会長選任等の権利を行使するべきところを、実務上の問題から公正な選挙によって代表議員を選任するという代理人制を取っているものと理解しております。
 出資者の権利というのは、法人にあっては最も重要なものの一つです。私は一般社団法人法政大学校友会の設立前に、当時大学総長であった増田壽男先生と、もう一方の3名での立ち話をし、それまで関心のなかった校友会設立を応援したいと思いました。もちろん入会もいたしました。もう一方の意見は、「校友会を一般社団法人として設立するには、あまりにも問題が多い」という趣旨であったと思います。私が賛同した増田総長の説明の趣旨は(校友会に熱心に参加されている方々には残念かも知れず、10年間、守秘した事ですが)「一般社団法人としての校友会の設置は既に先延ばしできない段階にあり、確かに問題点は多いが、追って直して行くべき課題である」というもので、ここで主な議論となったのは校友会の方向性に問題があるという意味ではなく、脆弱性でした。脆弱性とは、かつて、一部の卒業生団体に他の組織の幹部推薦権を持たせた結果、議席のみを目当てにした実態のない卒業生団体が出来たり、衰退した卒業生団体に対する乗っ取りに近い行為で、他の組織の幹部推薦権の奪取を目論む動きがあった事や、あたかも学校や教員に顔が効く様に装う者達の、学校予算への介入や、裏口入学、裏口学位授与等の口利きを仄めかした詐欺行為や政治利用を誘発する可能性に対する対策の甘さでした。
 その随分後ですが、法人に取って最高の意思決定機関である総会の代表議員の選管業務をパートナー団体に委託する事が決まり、この点は大きいに危惧いたした次第です。といいますのは、かつて特定の団体の支部ですら私物化され特定の候補のみ有利となる様な選管業務が行われたり、場合によっては、全くの不正選挙が行われた例もあったという話も聞きた事があった為です。特定団体の支部ですら、そういう噂を聞く場面があったにも関わらず、まったくの他団体(ここに出資関係はなくお互いに個々の契約以外の支配関係はない)に選管業務を委託して果たして公正な選挙ができるのか、という点を危惧したという事です。  私は、代表議員選挙の立候補を2度お断りいたしましたが、3度目に非常に慎重な見識をお持ちの方からご依頼をいただき、1期のみの約束でお引き受けした次第でございますが、当時は一部の選挙区で接戦が繰り広げられるなど、比較的公正に選管業務が委託されていると感じ、安心いたしました。
 ところが、今回の代表議員選挙では、選管業務を委託されているであろう人達から、私のところには、何ら通知をいただいておりません。送られて来た郵便物等を確認いたしましたが、現役の代表議員である私の若干は事情に明るいはずの見識を以ってしても、その様な通知や告示の類を一切目にしておりません。「代表議員の任期が切れれば(有権者登録に相当する)所属団体登録も故郷か縁ある地域団体に移そうか」とは公言しておりましたが、むしろ、これは私には任期中に所属団体を変更する意図が無い事を意味しています。つまり、私は所属団体登録を変更しておらず、有権者であるのは確かです。
 思い当たる節といえば、私が役員を務めている法政大学経済学部同窓会で事務局長の髙森正雄と、多少のいさかいがございました。昨年3月に、髙森正雄から決算として、本人の承諾もなしに、経費を支払ったものとする架空計上を行い、簿外で転用しようという虚偽記載の提案があり、これは私も含めた良識的な役員の反対により否決されたのですが、私が「あくまで、支払うべきは支払い、承諾いただけるならば寄付として受け取り課税の要否を確認して計上した後、寄付金の処分として目的の支出に当てるべきである」という意見が、実質的な結論となり、既に「市原市政を正す会(通称:市民オンブズマン市原」(「通称」とあるのも含めて自称と思われる)元代表花澤良三への苦情の役員会提起を巡って「花澤の問題を表沙汰にすると経営学部同窓会が潰れる」として口止めを図った事で悪化していた関係は更に悪くなりました。
 しかしながら、私が厳正な会計を求めた背景には(もちろん、一部には、細かい事には譲歩しろ、という意見もありますが)、他の役員にも、まだ、お伝えしておらず恐縮ではあるのですが、「企画で仕事を依頼する業者に支払った金額が相場よりも高価である」という質問や「業者の選定が不透明である」という質問を、さほど古い話ではない事として提示され、実行委員を務めた私にもよく分からず困っていたという背景があります。髙森正雄によれば「◯◯さんに任せたから大丈夫」と言うのですが、当時の同窓会の業者への支払いは1件で10万円以上のものもあり、一部の人間だけで決定するのは、好ましくない事だと考えていたという背景もありました。
 更に、昨年6月に行われた法政大学経済学部同窓会の総会では、事務局への批判と考えるべき発言があった反面、私が携わった企画は不思議と好評で、私は髙森が私の事を逆恨みするのではないかと危惧するほどでした。
 その後、髙森正雄は、法政大学経済学部同窓会の公式な総会では役員である私の批判は全くなかったにも関わらず、また、髙森正雄本人も、そういう発言をしなかったにも関わらず。7月に、臨時総会を行って私を除名したなどと言い出し、私の発議を無視したり会報を送らないなどの背任行為を繰り返しています。そもそも、私達、法政大学経済学部同窓会は全会員に通知して行なう総会を最高の意思決定機関としており、総会で選任された役員は事務局長どころか会長ですら罷免できません。そして彼は「臨時総会を行った」と主張していますが、彼と違って長く(13年)役員を務めた私は滅多に顔を出さないが郵送物には目を通して下さっている会員様を多数知っています。髙森正雄と面識のある人間以外で、その「臨時総会」なるものの通知を受け取ったという人物は、まず聞きません。おそらく、彼が極一部の会員のみを集めて私的な総会(「偽総会」あるいは「闇総会」といってもよいかも知れません。)を行って、正式な総会に反する決議を行っているものと思われますが、いずれにせよ、彼の背任行為は続いています。(訴訟も検討しましたが全会員への慰謝料等は請求できるかも知れませんが、髙森正雄も総会で承認された役員であるので、裁判や私的な闇総会による除名は不可能で、全会員に漏れなく告知した総会に発議する以外、方法がございませんが、事務局を彼が押さえている以上、招集が困難な状況です。)
 そして、一般社団法人法政大学校友会が委託している代表議員選挙の選管業務についていえば、法政大学経済学部同窓会には特別な規定がなく、任意の部署で対応しているものと思いますが、髙森正雄が威力業務妨害あるいは偽計業務妨害を以って選管業務に介入した可能性は否定できないものと思われます。
 問題は、例え選管業務を委託し、委託先が不正選挙を行ったという場合、一般社団法人法政大学校友会に取っては選挙結果が無効であるばかりではなく、法人格に問題が生じ、不適法な組織となってしまう可能性があります。場合によっては、学校からの支援が停止されたり、至って私的な団体とみなされたりした場合には、一般社団法人法政大学校友会に一定の支援を行っている学校法人としての法政大学に対する監督官庁の指導や補助金の見直しに繋がる可能性もありますので、私達は、一旦、この選挙区の結果を却下し(髙森、吉川、大川の3名の当選を無効とし)、この問題について徹底的な調査を行い、必要であれば、選管業務委託の取り消しなどの措置を取る事を強く求めます。
 私は、一般社団法人法政大学校友会の代表議員であるとともに、法政大学経済学部同窓会の総会で選任された正当な役員でもありますが、極一部の利益にしかならず、不正の温床となるようであれば、代表議員の選管業務なるもののは無い方が、私が法政大学経済学部同窓会役員としてお仕えすべき法政大学経済学部同窓会の会員の皆様に取っても利益であり、ご理解いただけるものと強く確信しております。
 また、私は、一般社団法人法政大学校友会の終身会員(出資者)の代表である代表議員として、全ての一般社団法人法政大学校友会会員の方々の為に、腐敗、不正、汚職を排除するべく、不正行為は告発する責務を負っている立場である事は、厳にご理解いただき、一般社団法人法政大学校友会全体で、この問題に対峙する事を切に希望しているという点を、強く訴えさせていただきたいと思います。


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[要望書を提出した日は雨でしたが、後、雪に変わりました。]






法政大学経済学部同窓会会員の皆様へ

 私は、2009年に法政大学経済学部同窓会の常任幹事に選任され、途中、代表幹事となった時期もございましたが、法政大学経済学部同窓会の役員としては、毎回、総会で選任され続け、現在、14年間継続して役員を務めております。私が入会した時は、前向きというよりは「誘われて断り切れず」という感じの入会でしたが、当時の会長は野澤正平さんという方で、山一証券の元社長として、会社の精算を引き受け、債務を返済して、少ないながら株主への払い戻しまで行った方でした。野澤さんの素晴らしいところは、債務の処理だけではなく、従業員であった方々の再就職にもご尽力されたのですが、形だけ達成するのではなく、元山一証券の従業員として相応しい職場に移れる様に妥協せず、納得してもらえるところにしか交渉しない、というような仲間の事を親身になって考えた人物として、その業界で尊敬を集めたと聞いています。
 小生も、つい数年前、野澤さんにお電話させていただいた事があります。ある人物が信頼できる方かどうか、という話で、結局、その人物は「野澤さんの親友」を騙っているだけで、関係のない方だったのですが、その際、「要件は何だ。出資しろと言うのなら俺が話を聞く」とおっしゃりました。要するに出資詐欺ではないかどうか、後輩の為に故郷から上京して首実検をしてやる、と言わんばかりの気迫でした。私は、「ありがとうございます。相手にしない事にします」とお返事しましたが、本当に上京して下さりそうな気迫を感じ、恐縮いたしました。
 私達、就職氷河期世代というのは、どこか、上の世代に見捨てられた世代の様な感覚も無い訳ではなく、野澤さんの様に親身になって下さる方から受けた印象は心を動かされるものでした。
 野澤さんの引退後、辻田先輩が会長を引き受けて下さいました。千葉の館山市長をされていらっしゃったとの事で、どういう人かと、恐る恐るの感もありましたが、お話をお伺いすると、野球部出身の方らしく、まったくの体育会系で、当時、無知であった野球について色々と教えていただきました。今でも憶えているのは「野球殿堂入りする方を一番沢山出している大学はどこだと思う」という問いで、私は「それは、法政か早稲田でしょう」と言ってしまいましたが、正解ではありませんでした。
 そういった、触れ合いの場であった法政大学経済学部同窓会も、会勢が衰えるのに対し、一般社団法人法政大学校友会の代表議員の選管業務が一部委託されるなど既得権は増加いたしました。
 これは、私達の様に一般社団法人法政大学校友会設立前から会員に取っては不幸でありました。
 ある時、事務局長になって日も浅く過去の卒業生団体の陥った問題などを知らない髙森正雄が、こう言いました「例えば、会費をゼロ円にしてもよい。それでも所属団体登録をする会員が入れば校友会の代表議員の議席が得られる」と、私は「会員がゼロ円という事は会員様との連絡すら不十分となり実態のない組織となってしまう。会員様は票として一部の人間の利権の為にあるのではなく、私達がお仕えすべき主君であり、友となり得る機会を持つべき方々だ」と考え反対しました。結局、私は「校友会の議席は地域校友会が持てば良い。学部同窓会に必要なのは友人と運営資金だ」と考えて、議席以外での協力と協調の路線を取りました。
 確かに花澤、髙森両名からは、票と金だけあれば口出しはいらない、といわんばかりの感を受け、一般会員様の為に野球応援を企画したり、他団体のイベントに「経済学部同窓会の会員様も歓迎」としてもらう働き掛けをし、法政大学経済学部同窓会の総会でお褒めいただいた私は、煙たい存在だったのかも知れません。しかしながら、古参の会員様から口利きまがい行為の苦情を受け、役員会審議を求めた私に対し、花澤良三は、ありもしない不倫の噂を広める事を仄めかす脅迫状を送りつけ「とことん戦う」などと宣戦を布告。(これは、独身である私が標的となった既婚女性に、他の独身女性との縁談の相談をしていた証拠があり、それの提示により花澤良三のたくらみは頓挫した。)1
 そして、髙森正雄は、不正会計を役員会で却下された事を逆恨みし、また、総会での評価が髙森に厳しく、私に良好であった事を逆恨みして、極一部の仲間を集めて闇総会(偽総会)を行ったとされ「臨時総会を行った」などと虚偽の風説を不特定多数に広まる事を意図して他団体幹部等に流布する嫌がらせを強行いたしました。
 私は、その間も、学部を問わず卒業生の皆様への奉仕をしたいと考え続けており、2023年11月25日には、法政大学神奈川県校友会横浜支部(横浜法友会)が企画した「多摩キャンパスツアー」の担当を引き受けて、多摩キャンパスに足を運びました。ツアーの際、思い掛けず、参加された方から、かつて法政大学経済学部同窓会が寄贈した祈念碑についての質問がございました。そこで私は、法政大学経済学部同窓会が寄贈した祈念碑のところにツアーの参加者等をご案内し、簡単な説明をさせていただきました。残念ながら、祈念碑を建立された方々とは30歳以上の年齢差があり、言葉では聞いても当時の考えを実感できるものでは無かったので、特に現役の学生様等を意識して「建立された方々の気持ちは、ひょっとしたら、私達には理解できないかも知れない。しかし、この祈念碑は主導権争いなどの為に作られたものではなく、当時の人達の素直な気持ちとして建立されたものである事は確かだと思う。そういう意味で貴重なものだと知ってほしい」という様な説明だったと思います。そしてツアーの参加者の一部の方々が満足して下さり、記念写真を学生様に撮っていただきました。


[心無い者達の嫌がらせを避ける為に、モザイクを入れています。]

 これは心無い人達を刺激するかという危惧もあったのですが、他学部同窓会、地域校友会の方々や、教職員、学生の方々に、この事業を知ってもらう事は、法政大学経済学部同窓会の悲願であったので、あえて引き受けました。
 ところが、12月に入って髙森正雄が、SNSにこんな投稿を行っていた事を最近知りました。


[画像は、https://twitter.com/hoseikeiyuukai/status/1731600415979139492 のスクリーンショットです。[アーカイブ]]]

 このSNSは「法政経友会 (法政大学経済学部同窓会)」を名乗っているものの、一昨年の30周年記念事業の一環として設置されたもので、他の議案とセットで役員会承認を得たものです。私は承認を推奨する演説を行ったものの、従来行われていたホームページとは違い、編集会議がなく、編集権が曖昧で、事務局長等の私的利用も可能である点は危惧しておりました。これは私の落ち度で、他の事柄にかまけて、適切な審査体制の提案は提出できていないないままとなっています。
 このホームページで髙森正雄は、しばしば、一人で自分の愛車自慢の様なものや、骨董品自慢の様な記事を載せており、これだけなら「寂しい高齢者のやりそうな事」といえ、咎めるほどのものとまでは感じません。しかしながら、12月のものには、悪意を感じました。内容は「当時、廃棄処分されるべきところを(こっそり)もらったものです」と窃盗、或いは横領のによって入手した盗品の様なものを祈念碑へのお供えものの様にして撮影したもので、単なる犯罪自慢以上の悪意を感じた次第です。
 私には法政大学経済学部同窓会の名を使った、この髙森正雄の犯罪自慢が、あたかも「祈念碑を尊ぶ人は犯罪者である」かの様にみせかける、盗品と自らの悪評を利用した偽旗戦術であるかように感じました。「こんな事は、乗っ取り屋や総会屋、占有屋がやる事だ。法政大学経済学部同窓会の役員が行うべき事でない」、それが率直な感想でした。
 私は、最早、彼等を学部同窓会の仲間と認めるべきではないと思います。これまで、私は、彼等に謝罪を求め、行いを改めていただけるよう期待しましたが、これは、不可能であると確信しました。花澤が選挙に落ちて来なかった時は「選挙が終わったから同窓会には来ないだろう」と思っていたところ、にわかに参画した事に喜んだ私は愚かでした。卒業生団体が陥った失敗を知らない髙森が事務局長を引き受けてくれた事を喜んだ私は愚かでした。最早、かの二人組を学部同窓会の仲間と認めるべきではありません。
 私は、法政大学経済学部同窓会の次期総会に、かの二人組には役員罷免と会員除名の処分が相応しいと確信いたしました。
 その為には、法政大学経済学部同窓会の総会に役員罷免提案と会員除名提案を出すという事になりますが、これは容易な事ではありません。
 卒業生団体や学生団体、学校関係の団体では、以前から「事務局長ポストが乗っ取り屋や利権屋、過激セクト、カルト宗教に押さえられたら、最早、その団体は、潰すか封じ込める以外に手の打ちようがない」と言われてきました。確かに、かつて学生運動などが盛んであった時代には、全てが過激ではないとしても、特定の政治セクトに偏ったものにされてしまったり、極一部によって私物化されてしまった団体もあり、公正な見識を持つ人々の対応ですら「潰すか、封じ込める」という不幸なものでしたが、これは事実で、事務局長ポストを押さえるという事が、いかに大きな事柄であるかは明らかです。
 どうして事務局長ポストを押さえると会を私物化できるのかというと、これは情報の中枢として機能すべき立場であり、全ての情報が事務局に集中するのが、小規模な任意団体の宿命だからです。したがって、さほど知名度が大きくない組織では、会員様は事務局の情報のみを頼りにするしかなく、自然と情報統制の様な形ができあがります。
 情報統制社会において、そうである様に、こういった体制は外部からの圧力や弾圧によってのみ変更できると、近年まで信じられておりました。実際に政変や侵略は、まず情報の中枢を制圧し、「疑わしくとも、他に得られる情報がなく信じざるを得ない」状況を作り出す事で人心を支配するのが定石です。
 しかしながら、近年のウクライナ侵略戦争などをみる限り、状況は変容しつつあります。インターネットや衛星電話など、中枢が多数であったり、多種多様な伝達手段が普及している場合、情報の統制というのは困難となります。かつては、印刷所、テレビ局、ラジオ局を押さえれば住民の支配は相当達成されましたが現在は、インターネット等の普及により困難となり、発信源へのテロ行為(嫌がらせ)やフェイクニュース(風説)の流布による相手の発信する情報の信頼性を毀損する戦術が多くなっていますが、対抗措置も進歩しています。かつては、相手に手口を読まれる事を警戒して、「情報を出さない事」は各国の官僚の美徳でしたが、ロシアが自国兵まで犠牲にして行った偽旗作戦であるカホフカダム爆破事件での西側の情報公開は有効な対抗措置で、必要な場面で適切に情報を公開できる事が各国官僚の有能さの尺度となりつつあり、「情報の中枢が制圧されたならば負けである」という常識が通じない時代になりつつあります。
 ノーベル経済学賞受賞者のトーマス・シェリングは、かつてロシアが米国や同盟国に対し、通信の妨害の試みや恫喝、西側にあゆみ寄ろうする衛星国に対する非常識な暴力を伴った介入などの嫌がらせがあったと指摘し、「これらの行動に対して、私達自身が類似の手段で戦う事は、有効ではないかも知れない」と指摘しています。(T.C.Schelling, Strategy of Conflict, p.194)
 これには、全く同感です。やましいところの有る者達は「こっそり」裏で、嫌がらせなり不正なりを行うものですが、決してやましいところの無い私達は、正々堂々と非を非として明確に批判すべきだと考えます。
 私は、次の法政大学経済学部同窓会の総会に脅迫状送付問題と闇総会、偽情報流布問題に関して花澤良三と髙森正雄の役員罷免と会員除名の発議を行いたいと思います。
 しかしながら、彼等はあらゆる方法を以ってこれを妨害するかも知れず、また、千名近い会員様への発議の周知は困難を極めます。そこで、皆様に、より多くの賛同者のみでなく、より沢山の発議人を確保し多重の発議を行う事にご協力を賜りたいと思う次第です。
 こういった措置は事務局が押さえられている以上、公益性の観点からやむを得ないものであり、ご協力いただける方々には、一人でも多くの法政大学経済学部同窓会の会員様に、私が賛同者および発議人を求めている事をお伝えしていただけますよう、ブログ、SNSといったインターネットを使った情報伝達手段を以って、法政大学経済学部同窓会の会員と思われる方々や、法政大学経済学部同窓会の会員の知り合いと思われる方々に情報を伝達するこの活動にご協力いただければ幸いです。
 例えば乗っ取り屋などに事務局が押さえられてしまった場合、「小規模団体では事務局が情報伝達を独占できる可能性がある」という問題を克服して民主的な情報伝達手段によって不正や汚職を排除したという例はほとんど聞きません。(国家レベルでは、2011年のリビア革命が該当するとも言われ、全くない訳ではありませんが。)何年かかるか分からない長期戦となるとは思いますが、不正、腐敗、汚職との戦いは終わる事のない戦いである事を考えれば、避けては通れないものだと思っています。
 なお、私の事を「保守的」といって批判する人もいますが、これは「武士道対共産党系セクト」の戦いではありません。正しいと信じる事を「正しい」と言い、正しいと信じる事を実行する人は、保守であれ革新であれ、もちろん、どんな党の支持者であっても武士道に通じる方であり、尊敬致しますし、そういう方々とは争いたくありません。むしろ、価値観の違いを乗り越えて、不正、腐敗、汚職の追放の戦いの戦列に加わっていただきたく思う次第でございます。ですから、これは「不正や腐敗、汚職を憎むあらゆる人による、不正、腐敗、汚職に対する宣戦の布告」となる事を切に願います。
 私達は、極一部の為のものとしてではなく、会員全体の為の集まりであった法政大学経済学部同窓会を、必ず取り戻します。


2024年2月14日
一般社団法人法政大学校友会
代表議員 中村 寿徳
(法政大学経済学部同窓会常任幹事)



1 花澤良三による脅迫状送付事件については「2023年5月4日の法政大学経済学部同窓会脅迫状事件について」および「2023年4月24日の法政大学経済学部同窓会脅迫状事件」を御参照願います。



中村寿徳 ※下記写真の一番左。

(写真は、2016年の新年を祝う会で、会場の雰囲気を気に入り、3月に勇退される増田元法政大学総長と辻田元法政大学経済学部同窓会会長に声を掛けて、経済学部同窓会の知り合い等と撮影したものです。)


2009年 法政大学経済学部同窓会常任幹事
 (2023年現在、連続14年目)
2010年 法政大学経済学部同窓会ホームページ部会にて「卒サラ・起業家インタビュー・シリーズ」[詳細]を担当。
2011年 法政大学経済学部同窓会20周年記念事業実行委員
2012年 公開講座に携わる。[詳細]
2013年 法政大学経済学部同窓会ホームページ部会にて「同窓会談話室」を担当。
2014年 法政大学経済学部同窓会広報部会の要請により会報63号掲載予定の「新春座談会『同窓会に活力と新風を!』に出席。
2015年 法政大学経済学部同窓会ホームページ部会副部会長(2023年現在、連続8年目)
2016年 法政大学経済学部同窓会代表幹事。
2017年 法政大学経済学部同窓会25周年記念事業実行委員
2018年 法政大学経済学部同窓会ホームページ部会にてアフィリエイト広告を廃止、バナー広告主体への切り替えを推進。「会員登録フォーム」を刷新。また、多忙となり大部分の業務を後任に引き継ぐ。
2019年 「新会員懇親会」の開催を発案、準備するも台風で中止。(翌2020年に「若手との懇親会」として実現。)
2020年 一般社団法人法政大学校友会代表議員(法政大学経済学部同窓会選挙区選出)。2023年6月の総会にも、もちろん出席しました。[総会の記事(アーカイブ)]
2021年 感染症対応での自粛下Zoomを使った「オンライン経友会」[報告記事(アーカイブ)]を実施。(2020年11月から2021年5月まで定期的に開催。)
2022年 法政大学経済学部同窓会30周年記念事業技術顧問[報告記事]
2023年 東京六大学野球応援企画担当。[報告記事(アーカイブ)]







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