トーマス・シェリング
経済学研究会




【会員短信】

「エル・システマ」について、ある認定NPO法人の勉強会で駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使から聞く



 先月、古いお付き合いのある認定NPO法人の勉強会に行って来ました。今回は、欧米との関係改善が急激に進むベネズエラ・ボリバル共和国の駐日大使、セイコウ・ルイス・イシカワ・コバヤシ閣下からベネズエラ・ボリバル共和国の近況等についてのお話をいただきました。
 勉強会の後の打ち上げで聞いたところ、この認定NPO法人の役員をしている以前からの知り合いと面識のある方であったのでタイミング良く来ていただく事が出来た様です。
 ベネズエラ・ボリバル共和国は産油国という事もあり、原油高の現在、世界中の注目を集めています。今回は石油の話もありましたが、気になったのは音楽教育プログラムである「エル・システマ」、貧困層に音楽教育を提供する事に依って社会的な改善を期待するという発想は、ゲイム理論で言えばフォーク定理というよりはむしろフォーカルポイント(シェリングポイント)そのものの様に思われ、関心を惹かれた。



(2022年6月、ベネズエラ・ボリバル共和国の政治や石油資源、社会政策について説明する駐日大使、セイコウ・ルイス・イシカワ・コバヤシ閣下。


2022年7月7日 
トーマス・シェリング経済学研究会:中村寿徳 




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